(株)艶金の脱炭素経営

①バイオマスボイラー

昭和62年という早い時期に当社はバイオマスボイラーへの燃料転換を行い、カーボンニュートラルを実現しています。

かつて二酸化炭素を吸収し続けた木材を燃やしているため、二酸化炭素が排出されてもトータル的に増やさない仕組みです。


現在でもバイオマスボイラーの利用により、環境配慮型染色整理工場というビジネスモデルの確立を可能にしています。

②省エネルギー型ハイブリッド染色機

染色は大量の水の中に生地を泳がせ、60~130℃まで温度を上昇させ数時間かけて行うため、莫大なエネルギーを必要とします。

過去から省エネルギータイプの染色機の導入を進めていますが、特に近年では染色機メーカーとの共同開発により素材に適した省エネルギー型ハイブリッド染色機を導入するなど、積極的に省エネルギーに取り組んでいます。

また、新興国の染色加工工場において排水が未処理のまま、あるいは部分的な処理だけで、それもたいていは違法で河川に放流されていることが報道されています。
その結果、河川の水温が上がり、pH値が変化し、染料薬品に含まれた塩分・金属が水中に残留します。
知識が乏しかったり、認識はしていても違法がまかり通ることが、エネルギー、染料薬品の使用量が莫大であるため、地球環境に大きなダメージを与え続けています。


当社の染色排水処理は、工場開業と同時に自前での高度な排水処理設備を有しています。
すばらしい水の恵みを利用すると同時に綺麗に戻して放流する責任があると思っています。

③段ボールコンポスト・TSUYAKIN FARM

当社では、2019年より社員食堂で出る生ごみを毎日段ボールコンポストですべて堆肥化しています。
それを使用して、敷地内に畑をつくり無農薬野菜を育てています。(TSUYAKIN ORGANIC FARM)
収穫した野菜を社員に配ったり、その野菜を使って社員用の昼食を作ったり、循環型のサイクルを社内でも実践しています。

④再生可能エネルギー

2021年夏より、購入している電力の10%を再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力等)により発電した電力に切り替えました。

2022年11月より、自家消費型太陽光発電をスタートし、再生可能電力比率を高めています。


その旨を「再エネ100宣言」を通じて宣言しました。

⑤地域との交流

地域の学校やイベントなどで、持続可能な社会をともにとの考えでSDGsに関わる紹介を行っています。

2021年10月より、岐阜県とともにSDGsの取り組みの輪を広げていく、リーディング会員となっています。