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のこり染はどうやって生まれた?
桜の剪定後の枝くず、
野菜ジュースの絞りカス、
和菓子から出る小豆の皮ー。
それらさまざまな食品や植物の「のこりもの」をもらって、染める「のこり染」。
私たちは染めを通して、衣料業界だけではなく幅広い分野で新しい価値を生み出しています。
今回は、そんな「のこり染」がどうやって生まれたのか、その偶然とも言えるストーリーをお伝えします。
ピーナッツがきっかけ!?
ことの発端は、岐阜県にある産業技術センターでのある出来事。
そこでは食品研究課という部署があって、そこで働いている方がピーナッツ会社とある研究をされていました。
私たちがよくおつまみ等で食べる、クリーム色のピーナッツ。
それらはすでに硬い殻と薄い渋皮が剥がされた状態で売られています。しかし、あのうすい皮の部分には、実は豆を腐らせないようにする、栄養分やポリフェノールがふんだんに含まれているため、当時捨てずにサプリメントか何かに使えないか、研究していたそうです。
そんなとき、たまたまそこの食品研究課のとなりに繊維研究課がありました。そこに勤務していた方は、草木染がお好きだったそうです。そして、そのピーナッツの皮をもらって、ガーゼを染めてみたら、なんと、きれいな薄茶色に!!
まさかあの薄い皮から色が出るとは思いもよらなかったそうです。
そのガーゼを、私たちの会社に持ってきてくれたことが、すべての始まりです。
それから、ほかの食品や木など、たくさんの「のこりもの」で染めてみる実験が始まり、現在ののこり染が生まれました。
いかがでしたか?
こんなひょんなことから生まれた、のこり染。少しだけ、親しみがわいたのではないでしょうか。これからも、のこり染は様々な色を増やし、パワーアップしていく予定です。
どうぞ、楽しみにしていてくださいね^^
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