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プラスチックの世界をのぞいてみよう part 3

こんにちは、KURAKINチームです。

今回は、前回に引き続き、プラスチックをテーマになぜ今それが問題となっているのか、お伝えする「プラスチックの世界をのぞいてみよう」シリーズ。パート3です。
前回からの続きになりますので、初めて読む方はまずそちらから読んで頂くと、分かりやすいかと思います^^

⑤人間の身体からもプラスチック?!

前回の記事(part2)で、マイクロプラスチックについて言及しました。
5mm以下の細かい粒のようなプラスチックは、小さい魚がエサだと見間違い、誤って食べてしまうこともあります。

そして、今新たな問題となっていることが、マイクロプラスチックの人体への影響です。

2018年10月に、日本人含むボランティア被験者8人全員の便からマイクロプラスチック粒子が検出されたという調査結果が、胃腸病学者であるフィリップ・シュワブル氏より発表されました。 *1

どのような経路をたどって人体に入ったのか、また実際に身体にどのような具体的な影響があるのか、まだまだ研究段階だそうですが、今後より注目されるテーマになってくると思います。

*1 ナショナルジオグラフィックより

⑥実は国内でほとんどリサイクルされていない!?

日本のプラスチックごみのリサイクル率は、大体どの程度なのでしょうか。

みなさんが想像する、プラスチックが溶かされて再びプラスチックへと生まれ変わるようなリサイクルは、2016年の段階で、実は全体の約20%だと言われています。
このリサイクル方法をマテリアル・リサイクルと言います。
日本ではこのマテリアル・リサイクル分は、ほぼ海外に輸出してリサイクルしてもらっています。*2

そして、プラスチックごみを化学的に分解し分子の状態で利用されている割合が、全体の約4%。
これはケミカル・リサイクルと呼ばれています。

では、残りのプラスチックごみはどう処理されているのでしょうか。

実は、全体の約60%は燃やされて、そのとき発生した熱をエネルギー資源として回収しているのだそうです。
これは国際的には熱回収(サーマル・リサイクルとも言う)と呼ばれ、リサイクルよりも下位の独立した区分として位置づけられています。

日本のプラスチックリサイクル率を調べると、80%台と高い割合が出てきますが、それはこの熱回収が含まれているから。

しかしこれは、真の循環するリサイクルの形ではないと言われています。

よって、本当に意味でのリサイクル率は、実は30%弱。
これをふまえると、つくづく私たちに必要なことは、ちょっとずつでもプラスチックへの依存を減らしていくことだと思わされます。

*2 プラスチックフリー生活 今すぐできる小さな革命 より

いかがでしたでしょうか。まだまだ調べると、たくさんの情報が出てきます。

完全に、脱プラスチックする、ということは非現実的ですよね。
しかし、自分の生活スタイルの中で、これなら私にもできる!ということを1つでも試しに実践してみると、確実に変化は起きてくるのではないかな、と思いました!

これからも、KURAKINのホームページやSNS等で、日々の暮らしに役立つ情報をお届けします。Instagramやyoutube, facebookのフォローをよろしくお願いします!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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カテゴリー: ブログ

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